「売上はある。
仕事も忙しい。
それなのに、なぜか常にお金の不安がつきまとう。」
こう感じている社長は、決して少なくありません。
- 月末が近づくと口座残高が気になる
- 借入返済のことが頭から離れない
- 投資や採用の判断をするときに怖さが先に立つ
これは能力や努力の問題ではありません。
“お金に追われる経営”の状態に
なってしまっているだけです。
■多くの社長がやってしまっていること
お金に追われている社長ほど、
次のような行動を取りがちです。
- 売上を上げることだけに集中する
- 利益を増やせば何とかなると思っている
- 目の前の資金繰りをその場しのぎで回す
しかし、これらはすべて 対処療法 です。
根本的な解決にはなりません。
■社長が最初にやるべきことは「稼ぐこと」ではない
ここで、はっきりお伝えします。
お金に追われる経営から抜け出すために
社長が最初にやるべきことは、
売上アップではありません。
最初にやるべきことは、
お金の流れを“把握”すること
です。
■お金が不安な会社ほど「見えていない」
資金繰りに不安を感じている会社ほど、
- 毎月いくら出ていくのか
- 何に一番お金が使われているのか
- 借入返済がどれくらい重いのか
を、感覚でしか把握していない ケースが多いです。
逆に言えば、
見えていないから不安になる
見えないから振り回される
という状態です。
■まずやるべきは「お金の見える化」
社長が最初に取り組むべきことは、とてもシンプルです。
- 月々の固定費はいくらか
- 借入返済はいくらか
- 最低限、毎月いくら必要か
これを一度、紙に書き出すこと。
たったこれだけでも、
「思っていたより大丈夫だった」
「ここが一番重いんだな」
と、冷静に現実を見ることができます。
■「利益」ではなく「キャッシュ」で考える
お金に追われない経営をするためには、
利益ではなく、キャッシュで考える
視点が欠かせません。
- 利益が出ていても、返済が重ければ苦しい
- 売上が増えても、入金が遅ければ資金は減る
会社は、
お金が足りなくなった瞬間に止まる
という現実を、
社長自身が理解する必要があります。
■社長の仕事は「お金を回すこと」ではない
誤解されがちですが、
- 社長が細かく資金繰りを回す
- 毎月の支払いに神経をすり減らす
ことは、本来の仕事ではありません。
社長の仕事は、
お金が回る“仕組み”を作ること
です。
仕組みができれば、
- 社長は判断に集中できる
- 不安が減る
- 経営の質が上がる
という好循環が生まれます。
■お金をコントロールできる会社の共通点
お金に追われない会社には、共通点があります。
- 借入の返済が設計されている
- 無理な短期返済をしていない
- 将来の資金不足を事前に把握している
つまり、
成り行きで経営していない
という点です。
■お金に働いてもらう経営へ
私が金融の仕事を続ける中で、
一貫して伝えていることがあります。
お金に追われ、振り回される経営をしてはいけない。
お金はコントロールし、
お金に働いてもらうもの。
これは、
特別な会社だけができる話ではありません。
視点と順番を変えるだけで、
多くの会社は今より楽になります。
■最初の一歩は「整理」
お金に追われる経営から抜け出すために、
社長が最初にやるべきことは、
- 無理に稼ぐことでも
- ひたすら我慢することでもなく
お金の流れを整理すること
です。
整理ができれば、
- 何が問題か
- 何を優先すべきか
が自然と見えてきます。


