「共働きで収入はある。
貯金もそれなりにある。
でも、なぜか将来が不安で踏み出せない。」
今回ご相談に来られたのは、
20代後半・共働き夫婦 でした。
■相談者の状況
- 夫婦ともに20代後半
- 現在は子どもなし(将来はできれば3人希望)
- 貯金額:500万円
- 収入:ともに上場企業勤務であり今後の増加も十分期待できる
- 希望エリア・間取りは明確
客観的に見れば、
「条件の良いご家庭」に見えるかもしれません。
それでも、ご夫婦は強い不安を抱えていました。
■不安①:家の価格が高く、本当に返済できるのか
希望エリア・希望の間取りで検討すると、
どうしても住宅価格は高額になります。
「この金額を、何十年も払い続けて本当に大丈夫なのか…」
収入があるからこそ、
“失敗したくない”という気持ちが強くなる
典型的なケースでした。
■不安②:産休・育休中の収入減を乗り切れるか
将来は子どもを3人希望。
当然、
- 妊娠・出産
- 産休・育休
- 一時的な収入減
は避けて通れません。
「その期間、家計は耐えられるのか」
「貯金が一気に減ってしまわないか」
この不安が、住宅購入へのブレーキになっていました。
■不安③:今の生活水準が高い気がするが、下げ方が分からない
ご夫婦は、
- 外食
- 旅行
- 趣味
なども楽しんでおり、
「生活水準はやや高めかもしれない」
という自覚はありました。
ただし、
「どこを、どれくらい下げればいいのか分からない」
「全部我慢するのは違う気がする」
という状態で、
不安だけが積み重なっていました。
■対策①:ライフプランニングで将来を“視える化”
まず行ったのは、
ライフプランニングによる将来の視える化 です。
- 子どもが生まれる時期
- 産休・育休期間
- 収入の回復タイミング
- 教育費のピーク
- 老後までの貯蓄推移
これらを数字で整理しました。
すると、不安の正体が見えてきました。
■「不安」はお金が足りないからではなかった
ライフプランの結果、分かったことは意外なものでした。
✔ 将来の収入増加を考えると、家計は十分に安定する
✔ 産休・育休中も、貯金で無理なく乗り切れる
✔ 教育費を含めても、長期的には問題ない
つまり、
不安の原因は「お金が足りないこと」ではなく、
将来が見えていなかったこと
だったのです。
■対策②:お金の流れを仕組み化し、貯蓄を安定させる
次に行ったのは、
お金の流れを仕組み化すること。
- 生活費
- 貯蓄
- 将来のイベント資金
を役割分担し、
「余ったら貯める」ではなく
“先に貯めて、残りで生活する” 形に整えました。
これにより、
「今月いくら貯まったか」
「減っていないか」
といった不安が大きく減りました。
■対策③:生活水準は“下げない”という判断
ライフプランを通じて、
もう一つ大切なことが分かりました。
それは、
今の生活水準は、収入から見て問題ない
という事実です。
無理に下げる必要はありませんでした。
ただし、
- 今以上に上げる
- 生活水準を当たり前に引き上げる
ことは、将来のリスクを高めます。
そこで、
「今の生活水準を維持し続ける」
という方針を明確にしました。
これは、
我慢ではなく戦略的な選択です。
■結果:不安が消え、判断できる状態に
ライフプランを作ったことで、
- 将来の流れが分かった
- 何が大丈夫で、何が注意点か理解できた
- 感情ではなく、数字で判断できた
結果として、
「これなら前に進める」
「今、決断しても後悔しない」
という状態になりました。
■ライフプランは“不安を消す道具”
今回のご夫婦は、
条件が良かったから不安だったのではありません。
“将来が見えていなかったから不安だった” のです。
ライフプランは、
- 家を買うためのもの
- 我慢させるためのもの
ではありません。
安心して選択するための道具
です。
同じように、
- 将来が不安
- 決断できない
- 何が正解か分からない
と感じている方は、
一度ライフプランで未来を視える化してみてください。


